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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2018年4月27日金曜日

暦とともに#204 穀雨

田畑の準備が整い、あわせて雨が降るころ、穀雨です。
穀物の恵の雨になるように、ちゃんとお天道様が雨を降らせてくれるんですね。
それと同時に先人たちは自然の中に生き、四季のいろんなことを見方につけて、
作物を耕したり、狩りにいったりしながら生活をし、工夫をし、
そして暮らしの知恵が生まれて、育まれてきたんだと実感します。
このところはまた天候が落ち着かなく、心配になりますが、
二十四節気を、先人からの知恵を大切に、日々暮らしていきたいです。


ベランダや植え込みの紫陽花に花芽が出てきてます!


一雨ごとに緑がぐんぐんと伸び、茂り、初夏の花の時期の準備をしています。
雨に濡れたあとの緑は一段と美しく、恵を感じずにはいられませんね。
先日は今年最初の「野山の花の会」を開きました。
愛知の水野さんから届けられる山採りの花草木、私も生けましたよ!
おおらかに新緑の景色を楽しむような花を。



野山の花の会「卯月」の花も緑いっぱいです


そしてちょっと前ですが、朗読教室というものに参加しました。
朗読家の岡安圭子さんが主催の教室です。
本を読むというやや受動的(と思われる)な行為が、
朗読することで能動的なものになるような、それはどういうことだろう?
そんなことを思ってた時に、SNSから私を誘うようにお知らせが!
迷わずに行ってきましたがやたらと緊張!
紙を保つ手がブルブルと震えまくり(笑)、必死での初体験でした。
声が震えてないのがすごかったと先生に褒め(?)られましたが・・・・。



宮沢賢治「注文の多い料理店」序文を読みました


若き頃に読んだ本ですが、こんな素敵な序文が付いていたのか〜〜〜〜?
ともう一度、読んでみようと思いました。
知らない文章に触れられる、そこから発見がある。
声を出して繰り返し読む中で、日々花を生け働き、暮らす私に
プレゼントされたような文章のように感じました。








空気ごと、佇まいとなるように、生けていきたいなぁ。
そんなことを思いながら、生けた「穀雨」の頃の花。

2018年4月9日月曜日

暦とともに#203 清明

万物に清新の気がみなぎる頃、清明を迎えました。
桜が早々と咲き、もう葉がどんどん茂って来ています。
今年は3月の後半が暖かく、というか暑くなり、また4月は寒い日もありで
乱気流の中にいるような春ですね。
でも光や空気感はきらきらしていて、花粉症のない私は結構活動的になる季節。
そんな晩春の頃のいろいろをご紹介します。


ずっと憧れてた胡桃のカゴ、友人から譲り受けました。
早速桜を生けてみました。お似合いで満足!

打ち合わせ兼ねて大阪に行ったので、何十年ぶりに万博公園へ。
太陽の塔のすごさに改めて仰天!

万博公園の奥にある大阪民芸館と国立民族博物館に。
プリミティブなものは本当に素晴らしく、あらゆるものは脈々と繋がっていると実感。


古い建物をリノベしたおしゃれなギャラリーショップ(と、勝手に呼んでいる)。
こういうお店が都市部の外っ側に増えているのは
東京だけでなく地方都市も同じくですね。

桜も終わり新緑の芽吹きのころ、結城の小さなフェスに行きました。
気持ちいい屋外で二つほどライブを聴いて満喫!


そして、宣伝をひとつ。
今年も母の日の贈りものをご用意させていただきます。
ここ最近は、すっかり自分スタイルのアレンジに切り替えて
季節の旬の草花や枝ものをお届けさせていただいています。
今年もそんなですが、どうぞよろしくお願いします!!


チラシはこんな感んじですが、花はイメージになります。

木々が芽吹き始め、色とりどりの新芽がとにかく美しく、
息吹みなぎっています。
まさに清明ですね。