自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2017年4月27日木曜日

暦とともに#181 穀雨

穀物に実りをもたらす雨が降る頃、穀雨です。
雨が多いということではないですが、春雨が長く降れば菜種梅雨。
朝夕にちょっぴり肌寒さも残る晩春の頃ですね。

そんな4月の後半、5ヶ月ぶりに今年の「野山の花の会」をスタートしました。
愛知から山採りの花草木を送っていただいて、自由に生けていただく会です。
一昨年の秋に一回目を開き、10回目を迎えました。
さあ、どんな植物が届くかな?私もワクワクの野山の花の会です。
生けれる時は一緒に生けるので、ライブで生けた花を見ていただいています。


テイカカズラとツキヌキニンドウをワイヤーかごに

アケビのかごに晩春の花野を

薄いブック型の花器に緑眩く清らかに


何種類もの草花や枝、つる物が送られてきました。
幾つかに分けて、色々な器を選んで花生けを楽みました。
1本1本、動きやクセをよく見て、個性が生きるように、
伸びやかに、たおやかに生ける時、
自分自身も心身ともに自由になれるような幸せな時間です。
ずっと花を生けて行こう!!そんなことをかみしめるひとときでした。

よかったら、一緒に生けてみませんか?
野山の花。




2017年4月11日火曜日

暦とともに#180 清明

何もかもがきらきらと輝くころ、清明。
足踏みしていた東京の桜もようやく満開を迎えるころに、
清らかで明るい「清明」を迎えました。
そんな中、今回はまずお詫びを皆さんに。

ホームページ、SNS、インスタグラムなどで書かせていただきましたが、
ここで改めてのお詫びです。
昨年秋に自主販売しました「花のこよみ」2017年カレンダーの中に
2箇所間違った記載がありました。
4月17日(月)平日が、桃色表記になっております。
6月30日が2回表記になっております。
以上、皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。
4月(間に合いませんが)、6月の訂正したものを作成して、
出来る限り差し替えていただけるようにいたします。
私の部屋各店舗さま、谷中松野屋さま、駒込honobonoさま、
鎌倉日用美さま、下北沢B&Bさまの店舗にて、お買い上げくださった方には
4月末から各お店にてお渡しできるように準備いたします。
私のほうからお買い上げいただいた方には、発送させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。


清明のころの満開の桜


大好きなタイツリソウ



新しいスタートの季節に、
何事も、初心を忘れず、丁寧に、しっかり。
そんなことをもう一度考える4月の最初でした。
これからもよろしくお願いします。




2017年3月26日日曜日

暦とともに#179 春分

二至二分のひとつ春分は、二十四節気のなかでも馴染みのある節気で、
季節の変わり目を実感させてくれる節気です。
「春ですよ〜!!」とようやく待ちわびた季節がやってくる感じに
あふれていますが、じつは春のど真ん中で「たけなわ」の頃なんですね。
でも、また「暑さ寒さも彼岸まで」と言う言葉もあるくらいで、
ここから春!が実感としてはほんとのところでしょうか。

春は桜を始め、たくさんの花が咲く季節ですから、
メディアなどでも花の特集などが多く見られる季節でもあります。
そんな春に、私もちょぴっと紙媒体、web媒体で花を生けさせていただきました。
順番に出来上がってきてますのでご紹介。


Panasonic暮らしの情報誌「Otonari」春号はTake freeの冊子です

ヘーベルハウスの会報誌「HEBELIAN」春号からは新連載が始まりました!

どちらも書店に並ぶ雑誌ではないのですが、 どこかで見かけたらぜひご覧ください!
そして、「北欧、暮らしの道具店」さまのwebで花の特集を
担当させていただきました。31日(金)から(予定)は5週連載になります。
またこちらもアップされましたら、お知らせさせていただきますね!

そして、仕事は夏に向かっております。
仕事は季節を先取りで進行するので・・・部屋に生ける花は春らしく。
やっぱり季節の旬を楽しみながら暮らすのが大事ですね。


ドライにしたチューリップとラナンキュラスはきれいな紫が残りました
シュールな装いも漂います

夏のリースに向けてのリースベースを丸めています
生木のときに丸めないと折れてしまうのでちょっと気ぜわしい


それから、関係ないことなんですが、ちょっとでも知ってくれる人が増えたらな
と言うことで、普段は基本あまり個人的な話はしないのですが・・・
東京都福祉保健局が作っている「ヘルプマーク」のことを少し。
これは、東京都福祉保健局が障害者対策のひとつとして
「外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。」
なんです。こちらからサイトをご覧ください。
赤に白のお洒落なマークなので、カバンなどに下げていると「アクセサリー」に
取れるくらいのものなのですが、実は「ヘルプマーク」。
都営地下鉄などでは少しずつステッカーも貼られ出したようですが、
あまりにも認識が普及していないように思われます。


こんなにお洒落に作られたのには拍手!なんですが・・・


先天性股関節変形症という持病があるのですが、
昨年秋ころから少し調子が芳しくなくて、これは仕方ないと思い
マークを付けて公共の交通機関を利用するようにしているのですが、
あまり付けている意味が実感できないのが正直なところです。
席を変わって欲しいとかそういうのではなくて、
優先席に座ってることを理解して欲しい、エレベーターに乗ることも、
ゆっくりしか歩けないこともちょっとわかってもらえたら、
肩身の狭い気持ちが和らぐ、そんな感じなんです。
私はこのマークが素敵なデザインであることは素晴らしいと思っていて、
このままでもっと広域に普及していき、認識が上がって行くといいなと
思っているので、紹介させていただきました。
マークを見たら、あ、あのマークだと、気付いていただければ嬉しいです。
私も調子がいいときは、かなり自分本位で行動している自分がいるのも
身を持って感じており、反省もしかりです。
東京はたくさんの人が忙しく動いている町ですが、
マークがどうのという以前に、少し優しい気持ちを持って
みんなが生活していける町でありたいですね。




2017年3月13日月曜日

暦とともに#178 啓蟄

啓は開くの意。 蟄は虫などが土中に隠れ閉じこもるの意。
すなわち啓蟄は、冬ごもりの虫が這い出ること。
春雨が降り陽光も春めいて、土も柔らかくなると、生き物は目を覚まし、
ムズムズといてもたってもいられなくなってくるころなのでしょうね。

そんな3月の前半、取材撮影がありました。
「北欧暮らしの道具店」というwebサイトの読み物特集です。
初歩的な水揚げや一輪挿しのヒントから、枝生けことなどを
5話連載でアップしていただきます。また詳細はおしらせします。
いつものことながら撮影の後は、残った花を整理しながら飾ります。


椿はワラビのかごに

チューリップは私にしてはちょっとフェミニンに

棚にはいっぱい並んで楽しい

彼岸桜と豆と貝母ゆり

このほか、キッチンにダイニングにサニタリーと、あちこち春の花が。
芽吹きの頃の花は本当に可愛くて心くすぐられます。
もそもそ、そわそわ、
啓蟄のころは人も春の気配を感じ、身も体も動き出す季節ですね。

おまけは、
最近観た映画の紹介。
ヨーヨーマはただいま公開中のドキュメンタリー。
音楽、文化の素晴らしさを感じる作品でした。
テイク ディス ワルツは映像の美しいラヴストーリー。
映画はやっぱりいいなあ。






彼岸を迎えたら、桜の季節もすぐそこですね。
では、また!!


2017年2月27日月曜日

暦とともに#177 雨水

空から降るものが雪から雨に変わる。
氷が溶けて水になる。雨水を迎えました。
どことなく寒さの中にも春を感じる2月の終わりです。
春への期待が大きくなる頃ですね。

秋から年末はあまり出かける時間を作れないので、
年が開けてからの1、2月は、あれやこれやと出かけては、
なんやかやと忙しくなってしまうのが例年です。
今年もやっぱりそんな2月。
先だっての週末は、一度行きたかった「水戸芸術館」へ。
石川直樹さんの展覧会「この星の光の地図を写す」を観に行ってきました。
1990年代の初期作品から現在まで、見応えのある展示内容でした。


水戸芸術館のシンボルモニュメント
青空に映えてました

この写真が好き
自然と人の息づかいが感じられるから

なんともない日々の一瞬!!


夕暮れ間近の偕楽園にも寄ってきました。
広々とした空間ですが、梅の香りが一面に漂っていて、幸せな気分になりました。
やっぱりいいなぁ、花の木。


暮れなずむ中の梅もオツでした

橋の欄干が可愛かった
名前も可愛い「花追橋」


いつもと違う景色や、だれかの表現するものや、いろいろインプットして
また家に帰って花を生ける。そんなことを繰り返しています。


大好きな貝母ゆりを生けました

もうすぐやってくる早春の景色を思い描きながら、生けました。
さあ、あと一息ですね。

2017年2月8日水曜日

暦とともに#176立春

鬼は外、福は内〜〜と、今年も節分に豆をまき、
翌日には立春を迎えました。
お正月はもちろん1年の始まりで、節目ではありますが、
そこから間もない節分、立春はまた違ったかたちで、
私は妙に節目の気持ちが強くなります。
実際はまだまだしばらく寒さに我慢の頃ですが、
春というのは、何かがスタートするぞ!と、新しい気持ちになる季節ですからね。

そんな早春の頃に生ける花は、ひんやりとした空気と暖かな陽だまりと
相反するものが交わったような花。
楚々っと静かに咲いて、やってくる春を告げる花。


鉢植えから切って挿したクリスマスローズ

球根付きの原種チーリップは石ころと

竹カゴにフリチラリアと姫水木の枝



こんな花を生けると、部屋じゅうの空気が澄みわたってくるようです。
新しい季節にピッタリの背筋がしゃんと伸びる花。
やっぱり花が届けてくれるものは素晴らしい!!
春のきざしをすぐ近くに運んできてくれました。
あと少し、の寒さも頑張れるような気がします。





2017年1月25日水曜日

暦とともに#175 大寒

寒い、寒い!!
大寒ですものね・・・・。
1月ってこんなに寒かった?きっとこれが冬の寒さだよ!
そんなことをひとりで口に出してしまうほど寒いです。
車に乗る仕事でもありますので、雪が降らないのは助かっています。
花の仕入れは朝早く、真っ暗なうちから出発するのですが、
市場の中は冷蔵庫の中のようで、
会う人、会う人との挨拶も「寒いですね」。笑。

市場に並ぶ花は、チューリップやラナンキュラス、ヒヤシンス・・・
すっかり春の花が中心になっています。
色も明るくパステルな春色がいっぱいですが、
どちらかというと私は、寒中の冬らしい花材を選んで楽しんでいます。


椿は春の季語、寒椿は冬の季語
白い椿は冬らしい

ストックは冬の花、香りが良い花です
マットな白がこれまた冬らしい

市場で♪ふきのとう見つけた〜〜♪
食べれるかな?

葉っぱの形のお皿に
粒つぶの花材と飾って



冬晴れの澄んだ空のように、清らかに。
冬は冬らしく。
そうすると、やってくる春はきっともっと楽しい。


追記
先日、乃木坂のTOTOギャラリー間に行ってきました。
堀部安嗣さんの展覧会「建築の居場所」
どの作品も素晴らしく、満足の展覧会でした。
「からだの外にある風景は抽象化し、内にある風景は具象化し、
それらが重なり合った瞬間に建築の最初の姿が立ち現れる。」と。
とても印象深い言葉でした。